右、斜め45度

右斜め45度は、「Done is better than perfect!」の日本語訳のつもり。進んでいれば良しとする精神を大事にしたい。

情熱がないならトレンドを追えって良い言葉だなと思いました。『他社から引き抜かれる人の仕事術』中山遼二

最近、秋葉原経由で帰ることが多く、駅中の本屋さんに立ち寄ることが多いです。
そこで、期待しないで買った仕事術系の本です。

仕事の仕方が似てるなぁと思って、筆者の経歴を見たら、やはり、元コンサルタント
この本の良いところは、色々な人の意見を引用していること。


まずは、気配り・上司との接し方についてです。
これは激しく同意ですね。

会食は奇数で予約すること。
奇数で予約しておけば、たいていは5人なら6人部屋と広めにとっておけるので、直前の人数追加にも対応可能なんです。また食事中に関しては自分の手間が掛からないように、鍋物や焼肉は選ばずコース料理にすることが必要です。

大工の親方に「おい釘をもってこい」と言われたとき、普通の弟子は釘だけをもっていく。気が効く弟子は様々な種類の釘を持っていく。そして一番出来る弟子は金槌とくぎ抜きと様々な釘を持っていく。

上司、クライアントから業務のオーダーが来たときに、「その業務自体が何のために存在し、これを行うと何が起こるのか」を考えるべき。一瞬考えるだけで、業務の存在意義が理解でき、オーダーがあやふやな際は間違っていた際に軌道修正して業務に当たることができる。また、これにより、目的から派生する必要な業務も明確になるので、結果として命じられたこと以外にも、先回りして手を出すことが可能になる。

生意気な人間は目の敵にされ、必ず叩かれる。「えーそれは違うだろう!」と思った三回のうち二回は我慢するくらいの塩梅がちょうどよかった。上司を突き上げるためには、上司よりも業務について考え抜かなければならない。そのため、非常にタフなメンタルとスキルが必要です。


次の3つは、ポジショニングの話ですね。
結局、周りが見えていて、その周りに対して自分はどう振舞うべきなのか を考えられるかどうかでないでしょうか。

理想は好きな仕事で飯を食うこと。しかし、世の中のトレンドは変わり、ニーズは変わる。ニーズが変わってもやりたいことがあるのであればそれは大変幸せな状態。一方でそのこだわりがないのであれば、トレンドを追いかけ、誰よりも早くそのテーマに対して先行投資を続け、市場価値を高めるべき。そう、情熱がないならトレンドを追うべきである。

多くの人は自己紹介をするとき、相手に好かれようとするあまり、相手のビジネスに関連する話題をしてしまいます。自己紹介は、相手が自分に対してメリットを見つけられるよう、未知の情報を与えることを心がけるべき。

価値がある発言とは「既存の情報の新しい見方」か「新しい情報」しかない。前者は、年上・経験者が有利なので、下っ端であれば新しい情報を言うことに徹するべき。