右、斜め45度

右斜め45度は、「Done is better than perfect!」の日本語訳のつもり。進んでいれば良しとする精神を大事にしたい。

BOOK

全てがその通りすぎる1冊『人生は、運よりも実力よりも勘違いさせる力で決まっている』

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている作者: ふろむだ出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2018/08/09メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る影響力の武器を現代の文脈に置き換えて語った本。自分は…

世の中を観る目が変わる!『日本人のための憲法原論』

恥ずかしながら、憲法については「法律の王様」「実社会にはあまりリンクしない」くらいの認識しかなかった。後者については結果的にその通りだったんだけど、その背景をじっくり知ることができた。超おすすめ。日本人のための憲法原論作者: 小室直樹出版社/…

アドラーすげぇな『人生に革命が起きる100の言葉』

アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉作者: 小倉広出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2014/02/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (14件) を見るアドラーの本は何冊か読んだが、エッセンスを下記の順番で理解を深めることにしてい…

偉い人すら悩んでいた!生き方について学ぶ『私の個人主義』

私の個人主義 (講談社学術文庫)作者: 夏目漱石出版社/メーカー: 講談社発売日: 1978/08/08メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 117回この商品を含むブログ (100件) を見る千円札になるような人物が、自分の生き方についてこんなにも悩んでいて、最初は、浮つ…

歴史はこうやって教えて欲しかった!良質なミステリーのような本「世界システム論講義」

世界システム論講義: ヨーロッパと近代世界 (ちくま学芸文庫)作者: 川北稔出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2016/01/07メディア: 文庫この商品を含むブログ (9件) を見るこの本の基本スタンスは「勤勉だったから先進国になれて、怠惰だったから後進国で居続…

お金の違和感の正体に気づく本『エンデの遺言』

エンデの遺言 ―根源からお金を問うこと (講談社+α文庫)作者: 河邑厚徳,グループ現代出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/03/20メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 11回この商品を含むブログ (16件) を見るお金の重大な問題は以下に集約される。 パン屋でパ…

抽象化という概念が重要なことを知らしめる奇跡の書『料理の四面体』

料理の四面体 (中公文庫)作者: 玉村豊男出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2010/02/25メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 32回この商品を含むブログ (22件) を見る この本には、とにかく驚かされた。僕はこれまで、料理とは、よく言えば芸術的で、悪く言…

夢ってこういう風に向き合えばいいんだなと理解できる本『クランツボルツに学ぶ夢のあきらめ方』

クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方 (星海社新書)作者: 海老原嗣生出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/04/26メディア: 新書この商品を含むブログ (3件) を見るお笑い芸人の中には、クリームシチューや博多華丸大吉のように、幼馴染のコンビが少なくない。10…

退屈とは何かの考察が興味深い『暇と退屈の倫理学』

コンテンツは、決して生きるために必要なものではなく、「暇」を埋め、「退屈」を逃れるものだ。 そういう意味で、コンテンツにおける市場である"暇市場"の構造を知ることは意義深い。暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator)作者: 國分功一郎出版社/メーカ…

天才編集者鳥嶋の漫画術との比較が面白い『荒木飛呂彦の漫画術』

コンテンツに携わるものとしては、面白いものを再現性高く生みだす方法に極めて興味がある。その点で、ジョジョの奇妙な冒険の著者「荒木氏」と、ドラゴンボールなどの大ヒットを生みだした編集者「鳥嶋氏」の漫画術の比較が非常に面白い。荒木飛呂彦の漫画…

この3年くらいで最もドックイヤーを付けた本『サピエンス全史』

この3年くらいで最もドックイヤーを付けた箇所が多い本です。 ずいぶんとブログは久しぶりですけど、この本を紹介するためだけに、久々に重い腰をあげたくらい。サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福作者: ユヴァル・ノア・ハラリ,柴田裕之出版社/メー…

マーケティング化するコンテンツは何故ダメか?『ヒット番組に必要なことは全て映画に学んだ』吉川圭三

ヒット番組に必要なことはすべて映画に学んだ (文春文庫)作者: 吉川圭三出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/06/10メディア: 文庫この商品を含むブログを見る吉川さんは、テレビ番組を作る際に、他のテレビ番組は参考にしないとのこと。かわりに、映画や…

資本主義のフレームってドラゴンボールと同じだな『資本主義の極意』佐藤優

資本主義の極意 明治維新から世界恐慌へ (NHK出版新書)作者: 佐藤優出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2016/01/07メディア: 新書この商品を含むブログ (4件) を見るこの本で、政治経済について物事を考えるフレームワークを手に入れた気分です。 1.資本主義…

ピカソは偉大なるマーケターであった!『ピカソは本当に偉いのか?』西岡文彦

ピカソは本当に偉いのか? (新潮新書)作者: 西岡文彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/10/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (13件) を見るあんな絵は誰だって描ける、なんていわれる代名詞がピカソ。 みんな、一見、子供…

人生は無駄なものでできており、その無駄を効率的に得られる場所が本であり、本屋である『なぜ本屋に行くとアイデアが生まれるのか』嶋 浩一郎

奥さんや奥さんの妹から、本を買うなんてもったいない、図書館に行けばいいと なかば僕の職業を否定されるようなことを言われる日々ですが、どう言い返せばいいのかなと 思っていたので、ぴったりでした。人生は無駄なものでできており、その無駄を効率的に…

コンテンツの本質をここまで深堀したものは見たことありませんでした『コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと』川上量生

いま、総合書店サイトで、「編成(コンテンツの並べ方)」とはどうあるべきかを考えるポジションにいるため、 おのずと考えることが多くなった「コンテンツとは何か」。それについて、非常に緻密な分析と示唆に富んだ一冊です。コンテンツの秘密 ぼくがジブ…

目をそむけてしまう働くこと、人生のキホン『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』堀江貴文

30歳を過ぎると、仕事についての考え方が、どんどん、みんな、ずれていくのを感じます。 この本は、目をそむけてしまう働くこと、人生の基本を、きっちり言葉にしてくれてると思います。ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく作者: 堀江貴文出版社/…

本禁止令

付き合ってる彼女に、「あたまでっかちになってんじゃねー。もっと、先を見て生きろよ」と怒られました。 やっぱりこの子はさいこーです。 とりあえず、「僕がこう生きた、こうしよう」といった思想系・小難しいの本は一旦買うのをやめます。

お金をかけるか、流行にのるかだけでないゼロからブームを作る方法『99.9%成功するしかけ』藤田康人

社員4人の小さな食品素材メーカーがゼロからキシリトールで2000億円市場を作った話が載ってます。 僕にはスゴイ刺さりました。これまで色々なヒトに聞いて出てくるのはいつも、「市場を大きくするならお金掛けるしかない」「あるいは、流行りだしている市場…

成長すること自体を楽しむこと『勝ち続ける意志力』梅原大吾

人生の哲学のような本だった。 勝ち続ける意志力 (小学館101新書)作者: 梅原大吾出版社/メーカー: 小学館発売日: 2012/04/02メディア: 新書購入: 24人 クリック: 449回この商品を含むブログ (75件) を見る 「勝つ」の延長にありそうな「勝ち続ける」は、実は…

良い意味で図々しく生きていきたいなぁ。『夢をかなえるゾウ2』水野敬也

セックスアンドザシティも、もはやあの4人に会えるというのが価値になってたりします(別に中身はなんでもいい)が、この本も、ガネーシャに会えたことが価値の大半かなと。 夢をかなえるゾウ2作者: 水野敬也出版社/メーカー: 飛鳥新社発売日: 2012/12/12メ…

悩み相談の枠を超えて人とのコミュニケーションの仕方が整理されてます『オタクの息子に悩んでます』岡田斗司夫

最初は軽く読んでたんだけど、読み始めたらとても面白い!モノを考えるということについては、僕なりに一定のルールを作っているし、自信もあるのだけど、如何せん、人が考えたことに対してのコメント力がない(答えを言っちゃう、プロセスをこう変えたらい…

データ分析好きにはたまらない!『セイバーメトリックス・リポート1』

データ分析好きには、たまらない本が出ました。プロ野球を統計学と客観分析で考えるセイバーメトリクス・リポート1作者: 岡田友輔,鳥越規央,Student,三宅博人,道作,蛭川皓平,森嶋俊行,高多薪吾出版社/メーカー: 水曜社発売日: 2012/03/10メディア: 単行本(…

ゲームボーイは敢えてカラーじゃなかったという話が面白い『「枯れた技術の水平思考」とは何か?』横井軍平

今年一番の本かもしれません。決定版・ゲームの神様 横井軍平のことば (P-Vine Books)作者: 横井軍平,草なぎ洋平,影山裕樹出版社/メーカー: スペースシャワーネットワーク発売日: 2012/09/28メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 8回この商品を含むブログ (7…

働き方全般を考え直す時期が来ているようだ『ワークシフト』リンダ・グラットン

とてつもなく影響を受けたゆえに、読んでから1ヶ月くらい感想を書けてなかったのですが。。ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉作者: リンダ・グラットン,池村千秋出版社/メーカー: プレジデント社発売日: 2012/07/28メディア:…

自分の本を買う購入頻度をプロットしてみたら、バーストが現れた

以前、バーストという本を紹介した。バースト! 人間行動を支配するパターン作者: アルバート=ラズロ・バラバシ,青木薫,青木薫(監訳),塩原通緒出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2012/07/25メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 253回この商品を含むブログ (18…

お客がリピートしないのはその店を忘れてるからだ!『1回きりのお客様を「100回客」に育てなさい!』高田靖久

わすれがちな商売の本質が書かれている。顧客は「売り手サイドが思ってるより合理的にメリットデメリットを考えて店・商品なんて選んでない。ぱっと思いついたいくつかの中からなんとなく決めている」ということ。 なんで、あなたのお店に来ないのか? 商品…

インフルエンサーの重要度を過度に見積もりすぎていることへの警告を鳴らす良書『ウェブはグループで進化する』ポール・アダムス

マルコム・グラッドウェルが提唱する少数者の法則(ごくわずかに存在する大きな影響力を持つ人物に接触して彼らの考えを変えることが出来れば、何百人・何千人・時には何万人という単位で他の人にも影響を与えることが出来るというもの)に、過去10年、マー…

ネットワーク理論の最先端!人間行動の予測可能性について俯瞰した本『バースト!人間行動を支配するパターン』アルバート=ラズロ・バラバシ

いわゆる「モノとモノの関係性(=ネットワーク)」に興味を持つきっかけとなったのは、新ネットワーク思考という本。一言でいうと、モノとモノの関係性は、「ランダム・全ノードが均一」ではなく、「少数のノードが全体を決定している」というものだ。面白…

CRMという言葉は廃れつつあるんだけど、この本の中身は廃れてないです。『CRM−顧客はそこにいる』アクセンチュア

CRM関連のことを調べたいと思って、大きな本屋に行って調べたんですが、この本くらいしかまともな本はなかったです。CRMという概念自体が、既に流行ってない(=というか、「ビックデータ」などの違う言葉に置き換わってる)んだなと痛感しました。「本屋」…