右、斜め45度

右斜め45度は、「Done is better than perfect!」の日本語訳のつもり。進んでいれば良しとする精神を大事にしたい。

2017-01-01から1年間の記事一覧

抽象化という概念が重要なことを知らしめる奇跡の書『料理の四面体』

料理の四面体 (中公文庫)作者: 玉村豊男出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2010/02/25メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 32回この商品を含むブログ (22件) を見る この本には、とにかく驚かされた。僕はこれまで、料理とは、よく言えば芸術的で、悪く言…

夢ってこういう風に向き合えばいいんだなと理解できる本『クランツボルツに学ぶ夢のあきらめ方』

クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方 (星海社新書)作者: 海老原嗣生出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/04/26メディア: 新書この商品を含むブログ (3件) を見るお笑い芸人の中には、クリームシチューや博多華丸大吉のように、幼馴染のコンビが少なくない。10…

退屈とは何かの考察が興味深い『暇と退屈の倫理学』

コンテンツは、決して生きるために必要なものではなく、「暇」を埋め、「退屈」を逃れるものだ。 そういう意味で、コンテンツにおける市場である"暇市場"の構造を知ることは意義深い。暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator)作者: 國分功一郎出版社/メーカ…

天才編集者鳥嶋の漫画術との比較が面白い『荒木飛呂彦の漫画術』

コンテンツに携わるものとしては、面白いものを再現性高く生みだす方法に極めて興味がある。その点で、ジョジョの奇妙な冒険の著者「荒木氏」と、ドラゴンボールなどの大ヒットを生みだした編集者「鳥嶋氏」の漫画術の比較が非常に面白い。荒木飛呂彦の漫画…

この3年くらいで最もドックイヤーを付けた本『サピエンス全史』

この3年くらいで最もドックイヤーを付けた箇所が多い本です。 ずいぶんとブログは久しぶりですけど、この本を紹介するためだけに、久々に重い腰をあげたくらい。サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福作者: ユヴァル・ノア・ハラリ,柴田裕之出版社/メー…