右、斜め45度

右斜め45度は、「Done is better than perfect!」の日本語訳のつもり。進んでいれば良しとする精神を大事にしたい。

部下に会計を勉強しようとやる気にさせることができる!『「数字」が読めると年収がアップするって本当ですか?』

「数字」が読めると年収がアップするって本当ですか? 決算書オンチのための「会社の数字」が肌感覚でわかる本作者: 古屋悟司,田中靖浩出版社/メーカー: 日本実業出版社発売日: 2018/08/30メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る…

全てがその通りすぎる1冊『人生は、運よりも実力よりも勘違いさせる力で決まっている』

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている作者: ふろむだ出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2018/08/09メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る影響力の武器を現代の文脈に置き換えて語った本。自分は…

世の中を観る目が変わる!『日本人のための憲法原論』

恥ずかしながら、憲法については「法律の王様」「実社会にはあまりリンクしない」くらいの認識しかなかった。後者については結果的にその通りだったんだけど、その背景をじっくり知ることができた。超おすすめ。日本人のための憲法原論作者: 小室直樹出版社/…

アドラーすげぇな『人生に革命が起きる100の言葉』

アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉作者: 小倉広出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2014/02/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (14件) を見るアドラーの本は何冊か読んだが、エッセンスを下記の順番で理解を深めることにしてい…

人間は現実からいつも目を背ける、でもその目の背け方が時代によって変わる『不可能性の時代』

不可能性の時代 (岩波新書)作者: 大澤真幸出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/04/22メディア: 新書購入: 14人 クリック: 191回この商品を含むブログ (169件) を見る現実は、反現実が規定されて、初めて、その逆としての現実が浮き彫りになる。その反現実…

偉い人すら悩んでいた!生き方について学ぶ『私の個人主義』

私の個人主義 (講談社学術文庫)作者: 夏目漱石出版社/メーカー: 講談社発売日: 1978/08/08メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 117回この商品を含むブログ (100件) を見る千円札になるような人物が、自分の生き方についてこんなにも悩んでいて、最初は、浮つ…

歴史はこうやって教えて欲しかった!良質なミステリーのような本「世界システム論講義」

世界システム論講義: ヨーロッパと近代世界 (ちくま学芸文庫)作者: 川北稔出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2016/01/07メディア: 文庫この商品を含むブログ (9件) を見るこの本の基本スタンスは「勤勉だったから先進国になれて、怠惰だったから後進国で居続…

お金の違和感の正体に気づく本『エンデの遺言』

エンデの遺言 ―根源からお金を問うこと (講談社+α文庫)作者: 河邑厚徳,グループ現代出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/03/20メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 11回この商品を含むブログ (16件) を見るお金の重大な問題は以下に集約される。 パン屋でパ…

抽象化という概念が重要なことを知らしめる奇跡の書『料理の四面体』

料理の四面体 (中公文庫)作者: 玉村豊男出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2010/02/25メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 32回この商品を含むブログ (22件) を見る この本には、とにかく驚かされた。僕はこれまで、料理とは、よく言えば芸術的で、悪く言…

夢ってこういう風に向き合えばいいんだなと理解できる本『クランツボルツに学ぶ夢のあきらめ方』

クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方 (星海社新書)作者: 海老原嗣生出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/04/26メディア: 新書この商品を含むブログ (3件) を見るお笑い芸人の中には、クリームシチューや博多華丸大吉のように、幼馴染のコンビが少なくない。10…

退屈とは何かの考察が興味深い『暇と退屈の倫理学』

コンテンツは、決して生きるために必要なものではなく、「暇」を埋め、「退屈」を逃れるものだ。 そういう意味で、コンテンツにおける市場である"暇市場"の構造を知ることは意義深い。暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator)作者: 國分功一郎出版社/メーカ…

天才編集者鳥嶋の漫画術との比較が面白い『荒木飛呂彦の漫画術』

コンテンツに携わるものとしては、面白いものを再現性高く生みだす方法に極めて興味がある。その点で、ジョジョの奇妙な冒険の著者「荒木氏」と、ドラゴンボールなどの大ヒットを生みだした編集者「鳥嶋氏」の漫画術の比較が非常に面白い。荒木飛呂彦の漫画…

この3年くらいで最もドックイヤーを付けた本『サピエンス全史』

この3年くらいで最もドックイヤーを付けた箇所が多い本です。 ずいぶんとブログは久しぶりですけど、この本を紹介するためだけに、久々に重い腰をあげたくらい。サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福作者: ユヴァル・ノア・ハラリ,柴田裕之出版社/メー…

マーケティング化するコンテンツは何故ダメか?『ヒット番組に必要なことは全て映画に学んだ』吉川圭三

ヒット番組に必要なことはすべて映画に学んだ (文春文庫)作者: 吉川圭三出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/06/10メディア: 文庫この商品を含むブログを見る吉川さんは、テレビ番組を作る際に、他のテレビ番組は参考にしないとのこと。かわりに、映画や…

変わらないといけないけど、変わっちゃいけないこと

ku:nelのリニューアルは散々だったようだ。『ku:nel』の苦戦と「SNSは緩慢な自殺なのか」問題【第85回】|すべてのニュースは賞味期限切れである|おぐらりゅうじ/速水健朗|cakes(ケイクス) かつての雑誌は、アジア人でも「リセエンヌ」になれるとウソを…

投資家とコンセプトメーカーと執行役

僕は超大企業が作ったベンチャー(子会社)に勤めています。 社長は、その超大企業から来た人です。この会社に勤めていると、以下のようなグチをこぼして、辞める人が多いんです。 うちの会社は、何処を目指しているのか分からない 社長は、進む方針を示さな…

資本主義のフレームってドラゴンボールと同じだな『資本主義の極意』佐藤優

資本主義の極意 明治維新から世界恐慌へ (NHK出版新書)作者: 佐藤優出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2016/01/07メディア: 新書この商品を含むブログ (4件) を見るこの本で、政治経済について物事を考えるフレームワークを手に入れた気分です。 1.資本主義…

[BOOK]羽生さんを好きになった一冊『羽生さんはコンピュータに勝てますか?』川上量生 羽生善治×川上量生「羽生さんはコンピュータに勝てますか?」完全版 【文春e-Books】作者: 羽生善治,川上量生出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/09/11メディア: Kin…

ピカソは偉大なるマーケターであった!『ピカソは本当に偉いのか?』西岡文彦

ピカソは本当に偉いのか? (新潮新書)作者: 西岡文彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/10/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (13件) を見るあんな絵は誰だって描ける、なんていわれる代名詞がピカソ。 みんな、一見、子供…

人生は無駄なものでできており、その無駄を効率的に得られる場所が本であり、本屋である『なぜ本屋に行くとアイデアが生まれるのか』嶋 浩一郎

奥さんや奥さんの妹から、本を買うなんてもったいない、図書館に行けばいいと なかば僕の職業を否定されるようなことを言われる日々ですが、どう言い返せばいいのかなと 思っていたので、ぴったりでした。人生は無駄なものでできており、その無駄を効率的に…

コンテンツの本質をここまで深堀したものは見たことありませんでした『コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと』川上量生

いま、総合書店サイトで、「編成(コンテンツの並べ方)」とはどうあるべきかを考えるポジションにいるため、 おのずと考えることが多くなった「コンテンツとは何か」。それについて、非常に緻密な分析と示唆に富んだ一冊です。コンテンツの秘密 ぼくがジブ…

ベンチャーで失敗したのはなぜか(2)素直じゃなかったから

何処まで考えても、最後は、ビジネスは成功するか失敗するかわからないから、面白いよなと思います。 だから、成功するかどうかは、最後は、そのビジネスにかけた総エネルギー量(手間)の多さだと思ってます。 (もちろん、ヒトを使って、総エネルギーを増…

ベンチャーで失敗したのはなぜか(1)ヒトのいうことを額面通り受け取ったから

野村監督の名言に、「勝ちにまぐれの勝ちあり,負けにまぐれの負けなし」というのがあるようです。 負けた理由は必ずあるため、科学的に検証しうる。 そして、その検証は、次の勝ちにつながる価値があるということです。藻をやめたことは、とても悔しいです…

藻の仕事、辞めました

まだ、うまく消化できていないのですが、藻の仕事を辞めました。 1年間もブログ書いてないんだなーと。確かに心の余裕なかったもんなーと。 電子書籍やら藻やらやってるうちに、「短期間で転職を繰り返す奴」というレッテルが貼られてしまったみたい。 はじ…

主体を生み出す感覚

指を置く展に行ってきました。 僕の恩師、佐藤雅彦さんのプロデュース。日曜だからということもあって、すごい人だかり。彼は、指を置くことによって生まれる世界というのを、以下に分類しています。 これまで「客観的」「普遍的」な価値というのが通常でし…

ウサギとカメの「カメ」は、人間が軍ジェット機に速さで勝負して勝てるというくらいの無謀さを理解していたのか?

ウサギとカメの話。誰もが、幼少時代に家族や先生から聞かされていたはずだ。ウサギとカメが「かけっこ」で競争し、どちらが早く目的地に到着するか競う物語である。ウサギの俊足ならばカメに負けるはずがないのだが、ウサギは余裕をかまして昼寝をしてしま…

清須会議と影武者徳川家康を見て、大義名分の重要性を考えた

清須会議と、影武者徳川家康のドラマを見ました。ちなみに、明日は、のぼうの城と、黒田官兵衛を見ます。なんだか、戦国染みてます。そのなかで思ったことがあるので、少し書きます。今まで、ずーーーーっと不思議だったことがあります。 忍者がいくらでも忍…

人生に「レベル」なんてない

リアル世界にレベル上限はないこのブログを見て思った。 そもそも、人生にレベルなんてあるのか? オレは、小中高とそこそこくらいの勉強量で、現役で東大に入って、恥ずかしながら「オレは普通の人間と比べてレベルアップによるステータス上昇pointの高い優…

仕事について考える

今月末、二十代後半の、仕事にやりがいが感じられない女性からアドバイスをしてほしいと言われた。 まず、言いすぎないこと、嫌われないことだ。それが肝心であるんだけど、僕の中で仕事について整理しておきたいと思った。まず、「自分が価値がある」とは、…

目をそむけてしまう働くこと、人生のキホン『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』堀江貴文

30歳を過ぎると、仕事についての考え方が、どんどん、みんな、ずれていくのを感じます。 この本は、目をそむけてしまう働くこと、人生の基本を、きっちり言葉にしてくれてると思います。ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく作者: 堀江貴文出版社/…