右、斜め45度

右斜め45度は、「Done is better than perfect!」の日本語訳のつもり。進んでいれば良しとする精神を大事にしたい。

ベンチャーで失敗したのはなぜか(1)ヒトのいうことを額面通り受け取ったから

野村監督の名言に、「勝ちにまぐれの勝ちあり,負けにまぐれの負けなし」というのがあるようです。
負けた理由は必ずあるため、科学的に検証しうる。
そして、その検証は、次の勝ちにつながる価値があるということです。

藻をやめたことは、とても悔しいです。
なので、なぜ立ち上げられなかったのかを考えました。
たぶん、いろいろあるので、何回かに分けて考察したいと思います。

ベンチャーは、やりたいことをやれと言われて、そして放っておかれます。
それを羨ましいと思いますか?
僕も、これで思うようにできると思っていました。自由にできると思ってました。

それを、2つの意味で勘違いしていました。
一つは、やりたいことをやっていいんだ!と文字通り考えたこと、
もう一つは、放っておくのは、僕を信頼しているからだと考えたこと、です。

どちらも間違ってました。
お金を出した人が、一番、やりたいことがあります。
そして、時間がないから僕を連れてきたし、時間がないから放っておくのです。

実は、ベンチャーに勤めることこそ、やりたいことはやれないかもしれません。大企業なら誰かがやってくれる雑用もこなさないといけないし、そして、お金を出した人と意見が食い違った時に、だったら20万円で実験させてくれ!ということが通らないのです。ベンチャーに就職したら、とにかく、お金を出した人の右腕に早くなってしまうことかと思います。そうすれば、飛び級出世ができるし、やりたいこともできるかもしれません。

僕のここで得た教訓は簡単。
ヒトの言ったことを額面通り受け取るな。
ベンチャーがよいとも悪いとも思いません。そんなの僕が言うのは、おこがましい。