右、斜め45度

右斜め45度は、「Done is better than perfect!」の日本語訳のつもり。進んでいれば良しとする精神を大事にしたい。

ビジネス

投資家とコンセプトメーカーと執行役

僕は超大企業が作ったベンチャー(子会社)に勤めています。 社長は、その超大企業から来た人です。この会社に勤めていると、以下のようなグチをこぼして、辞める人が多いんです。 うちの会社は、何処を目指しているのか分からない 社長は、進む方針を示さな…

ベンチャーで失敗したのはなぜか(2)素直じゃなかったから

何処まで考えても、最後は、ビジネスは成功するか失敗するかわからないから、面白いよなと思います。 だから、成功するかどうかは、最後は、そのビジネスにかけた総エネルギー量(手間)の多さだと思ってます。 (もちろん、ヒトを使って、総エネルギーを増…

ベンチャーで失敗したのはなぜか(1)ヒトのいうことを額面通り受け取ったから

野村監督の名言に、「勝ちにまぐれの勝ちあり,負けにまぐれの負けなし」というのがあるようです。 負けた理由は必ずあるため、科学的に検証しうる。 そして、その検証は、次の勝ちにつながる価値があるということです。藻をやめたことは、とても悔しいです…

藻の仕事、辞めました

まだ、うまく消化できていないのですが、藻の仕事を辞めました。 1年間もブログ書いてないんだなーと。確かに心の余裕なかったもんなーと。 電子書籍やら藻やらやってるうちに、「短期間で転職を繰り返す奴」というレッテルが貼られてしまったみたい。 はじ…

清須会議と影武者徳川家康を見て、大義名分の重要性を考えた

清須会議と、影武者徳川家康のドラマを見ました。ちなみに、明日は、のぼうの城と、黒田官兵衛を見ます。なんだか、戦国染みてます。そのなかで思ったことがあるので、少し書きます。今まで、ずーーーーっと不思議だったことがあります。 忍者がいくらでも忍…

目をそむけてしまう働くこと、人生のキホン『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』堀江貴文

30歳を過ぎると、仕事についての考え方が、どんどん、みんな、ずれていくのを感じます。 この本は、目をそむけてしまう働くこと、人生の基本を、きっちり言葉にしてくれてると思います。ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく作者: 堀江貴文出版社/…

人生は短いということに、今気づいた

この前まで、自分は様々なものを積み上げて来たし、まだまだ道半ばであるが、 人生はまだまだ長い、様々なことができる、と思ってました。 今は、感じます。人生は短い。 圧倒的に。 自分のやりたいことが、誰も成し遂げていない壮大なことであればあるほど…

ヒトを集めるということ

いま、人狼というゲームを企画しています。人狼~嘘つきは誰だ?~ - フジテレビ一回目の開催は、6人集客して、ドタキャン1人で5人! 目標が10人だっただけに痛い。これは、ヒトが集まれば集まるほど面白いのです。 で、今回は、なんと12人集まった。 ポイン…

ビックデータが今すぐ効く分野/効かない分野

久々の投稿です。仕事にあけくれてました。最近は、SUICAの利用履歴を見てマーケティングに生かすとか、ビックデータ、マーケティング関連でいえば、筋が悪い(結果が出そうにない)なぁと思うものばかりでしたが、久々に筋が良いなと。 日本IBMは16日、…

少し、涙が出そうだったこと

2月に転職して、ある植物の事業化をしています。本当に、「自分が甘い(迫力がない)」「自分の力だけでどうにかなんてなかなかならない(裏を返すと、如何にこれまで自分が下駄をはかせていただいていたか)」ということを、外部の白い眼を通じて知るという…

怯んだことを書きそう、でぐっと堪えてます

ブログを開くと、最近の仕事のことを書いちゃいそうです。 それも、怯んだことを。 ちょっと昔の、「俺、いろいろ俯瞰してるぜぇ〜」感が鼻につくくらいです。笑 ということで、ぐっと堪えて今日も明日も頑張ります。

インプットを変えなさい

僕には、5年前にコンサルタント自体に知り合い、一緒に仕事をさせていただき、崇拝してやまない方が居ます。 その方に、3年前に「ぶっちゃけ、伸びやなんでいる。インプットからアウトプットへのプロセスをどうすれば改善できるのか?」と相談したことがあり…

迷ったけど買わなかったといったビックデータって誰が収集できるんでしょうか。

ダイヤモンドが、売れるしくみ特集とかやってたので買ってみた。 浅い記事ばかりで微妙だったんだけど、行動観察の意義を述べている文章があってそれはおもしろかったので抜粋。 昨年、日本に来た中国人観光客の行動を観察しました。 一週間ずつと行動を共に…

プラットフォームとかスマイルカーブとか、そんななんちゃら。

かなり久々にブログを書きます。以前、下記のブログエントリで、こう言いました。 アップルの競争優位は持続的か - 右、斜め45度 纏めますと、アップルが、デザインを最優先する会社のカルチャー&とことん研ぎ澄まされた究極の製造業としての能力が売りとし…

スタートアップの企業の人数が4.7人に減ったらしい

ニューヨークタイムズの10月4日付けの記事で、「従業員を雇わないスタートアップ企業が増えている」という話があって、佐々木俊尚さんのメルマガで特集されてました。面白い考察だったので、ちょっと抜粋しつつ、考えて見ますね。 43歳のマイク・ファーマー…

クラウド化によって端末価格は急落するかもしれない

東洋経済がアップルに対してネガティブな記事を書いてます。http://www.toyokeizai.net/business/strategy/detail/AC/4129e034b2108feada25db2fe0ede6c8/ その中で気になったのが、クラウドによって端末価格が急落するかもしれないという話。 少し抜粋します…

コンバージョンについて考えてみた

インターネットビジネスでは、 そのコンテンツを目にしたユーザはどれだけか(PV、imp) 上記ユーザのうち、そのコンテンツが意図するアクションをとったユーザはどれだけか(コンバージョン率) というのが二大指標です。このうち、後者のコンバージョンと…

ゲームボーイは敢えてカラーじゃなかったという話が面白い『「枯れた技術の水平思考」とは何か?』横井軍平

今年一番の本かもしれません。決定版・ゲームの神様 横井軍平のことば (P-Vine Books)作者: 横井軍平,草なぎ洋平,影山裕樹出版社/メーカー: スペースシャワーネットワーク発売日: 2012/09/28メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 8回この商品を含むブログ (7…

アップルの競争優位は持続的か

10月6日のダイヤモンドがアップル特集でした。 色々記事の内容が面白かったので、アップルの競争優位性について考えてみたいと思います。 デザイン中心主義商品数が極端に絞られた中で、ごく少人数で構成されたデザインチームが全ての主導権を握っている。そ…

働き方全般を考え直す時期が来ているようだ『ワークシフト』リンダ・グラットン

とてつもなく影響を受けたゆえに、読んでから1ヶ月くらい感想を書けてなかったのですが。。ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉作者: リンダ・グラットン,池村千秋出版社/メーカー: プレジデント社発売日: 2012/07/28メディア:…

電子書籍と書店の麗しき関係について

書籍流通を行う、取次大手のトーハンが3日、デジタルコンテンツの店頭販売システムを開発したことを発表したとのこと。このニュースに対しての反応は、「面白い」というものと「電子の意味がない」というものの両極端だったようだ。電子書籍の店頭販売はナン…

ランダムサンプル選挙という考え方

wired vol5 を読んでいて、引っかかったのが、ランダムサンプル選挙というもの。およそ2500年前にアテネ市民が練り上げた民主主義の概念は、現代世界でも高く評価されている。ただし、それは1人に1票といういまの民主主義とは異なっていた。アテネでは、執政…

お客がリピートしないのはその店を忘れてるからだ!『1回きりのお客様を「100回客」に育てなさい!』高田靖久

わすれがちな商売の本質が書かれている。顧客は「売り手サイドが思ってるより合理的にメリットデメリットを考えて店・商品なんて選んでない。ぱっと思いついたいくつかの中からなんとなく決めている」ということ。 なんで、あなたのお店に来ないのか? 商品…

koboは100万台売れるのか?

koboについて、ちょっと考えて見ます。細かいことで騒いでいるのは少数派ですよ:日経ビジネスオンライン年内目標は100万台とのことですが、果たしてうまくいくのか。 koboをこの1年で買うポテンシャルがあるユーザを試算しました。以下の要素で分解して考え…

コンテンツマーケティングはなんで注目を浴びてるのか

コンテンツマーケティングとか言いますが、全く分かりません。 売るためには「中身」が重要とかって、当たり前な気がするからです。とはいえ、昨今、「ネット上にコンテンツをアップして広告ではなくコンテンツの魅力で集客する」という手法が注目を浴びてい…

世の中の変化がより急激に、そしてより大きくなってきていると感じるあなたへ『つながりすぎた世界 −インターネットが広げる思考感染にどう立ち向かうか』ウィリアムHダビドゥ

つながりすぎた世界作者: ウィリアム・H・ダビドウ,酒井泰介出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2012/04/20メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 30回この商品を含むブログ (18件) を見るこの本のキーワードは、「過剰結合」と「正のフィードバ…

紀伊國屋札幌本店を見て、書店の未来を考えてみる

札幌・旭川の書店往訪を経て、書店の空間づくりの奥深さを感じました。 今日は、紀伊國屋札幌本店を見て感じたことを少し。 書店来るお客様には、「目的買い顧客」と「ぶらり買い顧客」が居ます。 当然、書店に来る客層の比率によってその設計は変えるべきで…

コンビニ来訪者の世代分布の時代変遷が面白い

セブンイレブンではPOSシステムのデータを活用し、「来店客調査」などのデータを逐次生成しています。その中で外部に公開されているものを、時系列に並べたのが、以下のグラフ。 ※ そもそも、こういう風に、物事を量で捉えるという姿勢がよいと思う。100円シ…

きになっちゃうなぁ、東京チカラめし。

東京チカラめし という牛丼チェーンのことが最近気になってます。 出店の勢いは激しく、瞬く間に50店舗を越してます。 牛丼 焼き牛丼 カレー 定食 焼肉定食 朝定食 セットもお得 東京チカラめし金の蔵で有名な、三光マーケティングフーズが経営をやってるん…

リスティング広告を「やめる」ということ

この記事、久々に面白かったです。ブックオフオンライン、検索広告廃し利益10倍に、商品値下げで購入率増 - 通販新聞 リスティング広告をほぼゼロとすることで「5000万円ほどの経費が節約できた」(柳重光マーケティング部長)という。とはいえ、広告を…