「自分の頭で考える」ためのお作法
事業会社に入り、つくづく思う。「自分の頭で考える」ことってスキルなんだなと。
恐ろしいほどに、出来ない人は多い。
自分の頭で考えるとは、突き詰めれば、次の二つに集約されると僕は思うんです。
- 考えるべき点(枠組み)は、イシューからトップダウンで考える。(「手元の情報を整理しただけ」による見落としをしない。「書いていないことに気づく」力を養う。)
- 情報が足りなくても、スタンスを取る。(「情報がないから仮説ができません」と言わない。)
- まず、前項の考えるべき点(枠組み)を考えずに「何についての情報がない」と特定できないまま、漠然と「情報が足りない」というのは問題外。
- きちんと枠組みを設定した上で、特定された「○○についての情報」が探してもない場合は、一般常識や業務知識、関連知識を使った上で、仮の「前提」として、「○○は□□である」と置く。
- 仮置きした「前提」は、未確認事項として明確化しておき、情報が入手できたら、確認する。
スタンスを取るとは、リスクをとることであり、「勝負に出た」ことだと思います。
その積み重ねのみが人間を成長させるんだと思います。