コンテンツマーケティングはなんで注目を浴びてるのか
コンテンツマーケティングとか言いますが、全く分かりません。
売るためには「中身」が重要とかって、当たり前な気がするからです。
とはいえ、昨今、「ネット上にコンテンツをアップして広告ではなくコンテンツの魅力で集客する」という手法が注目を浴びているのは確かです。
http://bazubu.com/contentsmktg-4392.html
Salesforce、コカ・コーラ、ロッテも取り組む「コンテンツマーケティング」国内・海外最新事例(イケダ ハヤト) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
さて、改めて、コンテンツとはなんなのか、どうして注目を浴びているのかについて、考えて見ます。(このお題は、オンラインワークショップで出題されたものです。)
コンテンツとは、「消費者にとって価値がある情報全て」だと思っています。「情報」であるということが重要で、複製可能&インターネットでやり取りできるもの ということになります。これは、企業から見ると、企業として消費者に伝えたいメッセージの固まりと捉えることもできます。
では、どうして注目を浴びているのか。
一番考えられるのは、ウェブ広告代理店の商法の一個であるということ。
Facebookページを作ってもお客さんは「いいね!」を押しても商品は買わない、となると、商品の魅力を伝えるコンテンツを作るしかない という流れです。つまり、「商品を売りたい → 商品の魅力を訴求しよう → 売れるはず」ということなんですが、商品の魅力なんてものは、「売る」という行為をする際に自然と気づいて、無意識にお客様に訴求するものですよ。それを、改めて考えてしまう残念さ。「もてるために俺の売りを考えよう」なんていって、ひねくりだした自分の売りなんて、売りでもなんでもない、単なるこじ付けと思いませんか?僕は心当たりがありますね。
もう一つは、世の中の流れ的にそちらに進んでいくためです。
昨今では、自分の趣味趣向・行動をインターネット上に載せ、自分自身がコンテンツとなり、Facebook・Lineなどのプラットフォームがメディアになる という流れは止められません。
メディアは一部のプラットフォーマーに収斂され、誰もがコンテンツを提供できるような世界になれば、企業としては一流のプラットフォーマーになるというよりは、消費者のコンテンツを加工する/自分たちも独自のコンテンツを作成する という方が、まだ成功の道が残されている気がします。