他社の有効期限切れクーポンが使えちゃう「はなまるうどん」のキャンペーンって大丈夫か。
ちょっとびっくりしたのが、このニュース。
世の中全ての“期限切れ割引券・クーポン券”を用いた
割引キャンペーンを展開4月2日(月)から5月6日(日)の約1ヶ月間、「はなまるうどん」297店(2012年3月末予定)において、日本全国のあらゆる企業・団体が発行し、使用期限内に使われなかった割引券・クーポン券を活用したキャンペーン「期限切れクーポン大復活祭」を実施いたします。
割引券の他に商品券のほか、乗車券や株主優待券なども受け付けるとのこと。
この戦略については、こんなことが言われてます。
掟破り?「はなまるうどん」の他社割引券吸引戦略!: Kanamori Marketing Office
このキャンペーンのヒントになったのは、
- お財布の中に割引券・クーポン券が入っている人は、全体の 72%
- そのうち「期限切れ割引券・クーポン」があった人は、59%
という顧客アンケートとのこと。消費者目線に立ったときに、財布を見たときに、有効期限切れているというがっかり感が、なんと再利用できると分かると「はなまるいいやつじゃん!」に繋がる とのこと。
でも待て待て。
やーっぱり、なんか気持ち悪いなこの施策。
- まずは、クーポンの偽造問題。他社のだと分からないでしょ。
- と思ったけど、偽造されてもいいんだろうな。これって、広い意味での「広告効果」なわけで、クーポンは「有効期限切れのクーポンを見たら、はなまるを思い出してね」という意味でのチラシに過ぎないわけだ。よって、わざわざ偽造してくれるような顧客は、それはそれではなまるを強く思ってくれたということなので、このキャンペーンで、それなりの効果があったともいえる(ロイヤリティが高まった)。
- 財務面では、他社のクーポンが自社でどれくらい使われるかなんて予測立てようがないから、引き当てとかは難しいんじゃないかな。即時での費用処理なんだろうか。これを永続的に