右、斜め45度

右斜め45度は、「Done is better than perfect!」の日本語訳のつもり。進んでいれば良しとする精神を大事にしたい。

みんな同じものを見てるけど気づかない。ちょっとしたことに気づけるために。『気づく技術』おちまさと

企画屋さんの、おちまさと氏の本。

「気づく」技術

「気づく」技術


やっぱり、安定的に新しいものを作り出す人は、「世の中の時流を切り取るメソッド」や「アイデアが出しやすい頭にするメソッド」をそろえてるんだなと改めて思った。肌感覚を重視して、僕も新しいものを生み出していこう!




イデアは、物事を細部/マクロの両方でバーーっと見たときに現れるんだろうということが分かる二つのエピソード。

語れるレベルまでディテールを意識する。きづきには、「きづいたような気がしている」と「本当にきづいている」の二つがある。誰かに説明できるレベルで意識しておくことが大切。ふだんはなしをしていて、「それでそれで」と相手が聞いてきたのに、「それでっていわれても、オチとかなくてそれだけなんだよね」と話を終えてしまうと、それはまだ語れるレベルに達していないということです。

メニューは、斜めにばーっとみて、「あ、デザートは2品しかないんだ」なんて思いながら、全体を俯瞰してチョイスする。もっというと、店に入ったときかrあその雰囲気を含めて意識している。全部見て一番おいしそうなものをチョイスすること。そこにきづけるかどうか。


イデアを出しやすくするために、頭を自由な状態にする意識的な試み。物事を極端に考える、機械的な作業に落とし込む、相手の話を纏めるなど、、、とても参考になることが多い。

一方ではとんでもなくすごいことだと考え、また一方では、「たいしたことでないよ」と考えること。そうすると両方が見れて、いいものができる。たとえるなら、「車のハンドルの遊び」のようなものです。車が本当にその方向に動き出すまでに数センチの余裕があります。それがないと急ハンドルで事故を起こしてしまう。すごいことをやってると思いすぎている人は、その遊びがないのでちょっとしたハンドリングのミスで事故ってしまうのです。

ハワイにいったというと、サーフィンですか?泳ぎましたか?ときくような、旅行ではこうしなきゃいけないという固定観念はとっぱらいたい。地元の人が地元で暮らすように、旅行の日々を送ってみるなど。緊張はしていないけど、緊張感はあるような状態がとてもよい。何気の臨戦体制というもの。

まずやってみたいことを50個あげる。そして50個でたら、今度は近くにある2つの言葉から共通の言葉をだす。例えば結婚とハンバーグ食べたいで太りそう とか。それをトーナメントのように繰り返し、最後に1個の言葉がのこる。それが自分のやりたいことってわけ。

企画する上で大切なのは、日常感であり、リアルで体で感じること。形ばかりのリサーチをしたところでそれはみえてこない。実際にショップにいって、店員さんたちやお客さんに話をきくことが重要。僕なりに感じている仮説を話す。「いま、こうなんじゃにあですか?」このように仮説を話すからこそ、反応が返ってくる。何がうけるかを徹底的に調べてから作ると、どれも同じようなものになってしまう。それは旗印が数字になっていて、いいものを届けたいと言う本質が忘れられるのだ。

企画を考えるときは、もっともはやらなさそうな最悪のものを考える。それは一番寒いタイトルとか、一番人が来ないイベントとか。そして、その真逆を考えるのだ。しして、これじゃなきゃやるのが嫌だ!というものを見つける。

対談相手から沢山話せてよかった、お話が上手なんですねといわれるけど、あまり僕はしゃべってない。「今話してることって要するにこういうことですよね」とタイトルを付けて返してあげてるだけ。タイトルを付けてあげると、「うまいね!」と喜んでもらえることと、「この人はちゃんと話を聞いてくれているんだな」ということが伝わるといういいことがある。