自分の本を買う購入頻度をプロットしてみたら、バーストが現れた
以前、バーストという本を紹介した。
人間は、短期間に集中して何かを行い、そして長い間沈黙する という「バースト」という行動原理に支配されている。(=頻度の平均値は存在しない)という話だ。
自分にも当てはまるのか?と思い、本の購入頻度をプロットしてみた。
Amazonとhontoで、本の購入頻度を過去2年間見てみたのだ。
以下の表は、横軸は「購入間隔(前に買った時から次に買った時までの日にち)」であり、縦軸はその回数を示す。1日〜8日当たりに集中している一方で、28日間買われないということもあることがわかる。やはり、平均値は現れなかった。対数グラフで近似するとR二乗係数が0.8になり、十分近似できていることがわかる。
バーストは、何故、現れたのか?
それは、このようなロジックと考えられる。
- 一日の余暇に使える時間も限られている
- その中で、仕事の優先順位があがると、当然ながら、他のことは出来なくなる
- 仕事が暇になると、映画に行こうか、そういえば気になっていた本を買おうか、それとも彼女とデートに行こうか 等と考える
- その中で本を買うことが選択されたとき、じゃあ、プラッと本屋で気になる本を探すか、ネットで買うか(もうお目当ての本がある/暇がないからレコメンドエンジンが勧めてくるものから選ぶ) 等と考える
上記の思考を経て、ネットで買われた結果な訳だ。
つまり、「仕事とそれ以外の優先順位の勝負」「映画、デートなどと本の優先順位の勝負」「書店とネットの優先順位の勝負」と、3つの勝負に勝たなくてはならない。
そりゃ、べき乗になるわな。
ちなみに、これって、たくさんの優先順位の掛け算になったほうが、べき乗の指数がゆるやかとか、法則はあるのだろうか。ちょっと実験してみても面白いかもしれない。